AIをビジネスに導入するうえで、最も重要なのは「正しい情報を得ること」です。しかし、多くのビジネスパーソンが気づいていないのは、AIに誤った答えをさせるプロンプトの作り方です。今回は、AIに誤った答えをさせてしまうNGパターンを具体例とともに紹介します。正しいプロンプトの作り方を学ぶことで、AIをより効果的に活用できます。
例え話1:「AIにレシピを教えてもらう」
料理を習うとき、先生が「美味しいレシピを教えて」とだけ言って、その場で作ってもらうことはできません。正しいレシピを知るために、「材料は何か」「調理時間はどれくらい」「調理のコツ」など、具体的な質問をしなければなりません。AIも同じで、ただ「教えて」と言っても、誤った情報を返すことがあります。
例え話2:「AIに「正解」を教えてもらう」
試験の問題に「答えを教えて」というと、AIはその問題の正解を出します。しかし、それが本当に正しいのか、またその解説が正しいのかを確認しないと、誤った知識に引きずられてしまいます。AIの答えは「情報」であり、それが正しいかどうかはユーザーが確認する必要があります。
例え話3:「AIに「過去の売上」を教えてもらう」
ある企業がAIに「去年の売上はいくらですか」と尋ねたところ、AIは「30億円」と答えた。しかし、その企業はその年は事業を縮小しており、実際の売上は10億円でした。AIは出典が不明な数字を勝手に作るため、正しい情報を得るためにも、出典を明記し、確認する必要があります。
例え話4:「AIに「今週の天気」を教えてもらう」
天気予報を聞くとき、AIに「今週の天気は?」と尋ねても、その答えが正しいとは限りません。天気予報は複数の気象機関から情報を集め、統合して出します。AIはその情報を元に推測するだけで、実際の天気とは一致しない可能性があります。
例え話5:「AIに「今月の流行」を教えてもらう」
「今月の流行は?」とAIに尋ねたとしたら、AIはSNSやメディアの情報から推測して、例えば「マスクが流行っている」と答えるかもしれません。しかし、その情報は偏っている可能性があり、本当に流行しているのかは、ユーザーが確認する必要があります。
よくある誤解
AIは「人間と同じように考えられる」
AIは人間のように思考や感情を持つわけではありません。AIは大量のデータを学習し、パターンを認識するだけで、人間のように論理的に考えたり、創造的に発想したりする能力はありません。そのため、AIの答えは「情報」であり、「正解」ではありません。
AIは「誤りを修正してくれる」
AIは誤った情報を出さないわけではありません。AIは誤った情報を出しても、それを修正してくれるわけではありません。ユーザーがその誤りに気づき、修正する必要があります。
AIは「すべての質問に答えられる」
AIには限界があります。ある質問に対してAIが答えられない場合もあります。また、AIが答えても、それが正しいとは限りません。AIは「情報の提供者」であり、最終的な判断はユーザーが行う必要があります。
まとめ
- AIは「情報の提供者」であり、正しい情報を得るためにも出典を明記する
- 一般的な質問ではなく、具体的な質問をすることで、より正確な情報を得られる
- AIの答えは「情報」であり、その正しさを確認する必要があります
よくある質問
Q1. AIに「正解」を求めるのはNGですか?
A1. はい、NGです。AIは「情報」を提供するだけで、「正解」を保証しません。出典を明記し、確認する必要があります。
Q2. AIに「数字」を求めるのはNGですか?
A2. はい、NGです。AIが作る数字は出典が不明で、正確ではありません。数字を求めるときは、出典のある情報だけを出してください。
Q3. AIに「今後どうなるか」を尋ねるのはNGですか?
A3. はい、NGです。「今後どうなるか」は推測であり、AIもその答えを保証しません。AIは過去の情報をもとに推測するだけで、未来は予測できません。